このブログにたどり着いたということは、少なからずあなたの頭の中に「離婚」という2文字がよぎったのだと思います。
離婚と一言で言っても、理由も違えばどの段階で悩んでいるかも人それぞれ、違うと思います。
今回はまず、自分の悩みが何かを知りましょう。
離婚したいのかわからない
そもそも本当に離婚がしたいのか自分でもわからない方もいると思います。
私もそうでした。
私の場合、元夫がギャンブルをするわけでも、女性にだらしないわけでも、借金や暴力をするわけでもありませんでした。
何が嫌なんだろう。
何がだめなんだろう。
そして出た結論は、とにかく一緒にいてつまらなかったのです。
すぐにそれに気づいたわけでもなく、こんな理由が離婚理由になるとは思っていませんでした。
ネットで調べたり誰かに相談したり、インプットしたりアウトプットすることでようやく見えてきたのです。
80歳まで生きるとしてあと45年余り。
そう思いながらこの先の人生楽しめるか?と考えた時に、やっと離婚が決意できました。
離婚したいと思った理由は何か
まずは、あなたが離婚したいと思った理由はなんでしょうか?
ギャンブル
借金
DV
モラハラ
不倫
好きな人ができた
セックスレス
家族と折り合いが悪い
一緒にいて楽しくない
喧嘩が絶えない…etc
ほとんどの方がこの中の複合ではないかと思います。
解決するにはどうすれば良いか
ギャンブル、借金、DV、不倫など相手もやめたいけどやめられないと思っている場合があります。
相手が自分の行動を反省し、あなたとの結婚生活を望んでいるのであれば、改善の余地があります。
その場合は、勇気を持って専門の機関に相談しましょう。
DVやモラハラの場合、そもそも自分がそんな機関にお世話になること自体が嫌、誰かに指図されたくないと思う方も多く
何かを言い返しただけで怒りに変わりあなたやお子さんに危険が及ぶ可能性が高いですよね。
危険が伴いそうな場合は、まずは内密に相談に行くことをおすすめします。
きっと良い解決策を考えてくれると思いますし、DVシェルターへ助けを求めれば無料で保護をしてくれます。
離婚カウンセラー
私の場合は、自分の気持ちがよくわからなかったので、とにかく誰かに話を聞いてもらいたい一心で離婚カウンセラーさんに相談をしました。
もちろん初めてのことなのでとても緊張しました。
ネットで予約をすると、都内某所住宅街の住所が送られてきました。
マンションの一角が事務所になっていて、恐る恐るチャイムを鳴らしたのを覚えています。
こじんまりとしたお部屋に通され、40代か50代の女性のカウンセラーさんがそこにはいました。
始めは「気持ちを立て直し結婚生活を続けたい」という思いでしたが、いざカウンセリングシートを渡されいくつかの質問に答えていく中で
「離婚に向けたカウンセリングを希望しますか」「関係修復に向けたカウンセリングを希望しますか」という問いに対し、ペンが止まってしまいました。
それに気づいたカウンセラーさんは、「答えられるところだけで結構ですよ」と優しく言ってくださいました。
「離婚したいのか修復したいのかわからないんです」と言うと、カウンセリングシートに基づき質問をしてくださいました。
あれこれ話している間に、涙が溢れていました。
「お子さんのことが気がかりで離婚に踏み切れないならお子さんが何歳になるまで我慢してみるとか、目標を決めてみるのはどう?」と言われた私は
「でも子供に悪影響があるといけないから、離婚するなら早い方が良い」とか
「それまで耐えられるかわからない」とか
やり直す気がない発言ばかりしていました。
「あなた離婚はもう心に決まっちゃっているんじゃない?そんな気持ちになってから、立て直せると思う?」と言われ、ハッとしました。
きっと私の心は決まっていたけれど「それでいいんじゃない」という背中を押す言葉が欲しかったんだと思います。
そして「子供ってお母さんが笑顔でいることが大事だよ。結婚生活続けても笑顔でいられそう?」と言われ決意が固まりました。
一人で考え込んでも結論が出ず、友達や家族に相談しても身内だと冷静な判断ができないこともあります。
その点離婚カウンセラーは、たくさんの離婚の相談を受けてきたプロですし、第三者的立場で夫婦どちらの味方でもなく、冷静なアドバイスをしてくれます。
離婚に悩んだら、まずは相談してみてはいかがでしょうか?
既に離婚は心に決めているが何をすれば良いのかわからない
離婚を相手に伝える前にすること
離婚は勢いで伝えてはいけません。
基本的に離婚は、理由なしにはできないものです。
明確な理由があったとしても相手が合意しないことには簡単に離婚はできません。
証拠を残す写真など確固たる証拠がある場合はすべて保管しておきましょう。
モラハラやDVなどはできれば録音や動画を残しておくのがベストですが、
バレてしまうと危険なので、日記のように何月何日にこのような言動があったと、すべて書き留めておくことも効果的です。
先に離婚をほのめかして、証拠をすべて処分されてしまっては離婚できたとしても慰謝料など請求できなくなるので気を付けましょう。
シミュレーションする
離婚後に生活をしていけるかが重要です。
収入はあるか、住む家はあるか、親権は取れるのか、子供がいる場合は保育園や学校がどうなるのか
私の場合、安定した収入もあり、家事育児はほぼ私がしていたことから親権を取る自信がありました。
ただ、子供の学費のことが心配だったので、離婚を決意してすぐにファイナンシャルプランナーに相談をし、シミュレーションをしてもらいました。
専門家へ相談
私は、離婚に至るまで、離婚カウンセラーやファイナンシャルプランナーの他に、市の無料相談で弁護士に財産分与について相談をしました。
私が相談したのは既に離婚したいと伝えた後だったこともあり、お互い相手を有利にしたくない。という思いが強くなっているタイミングでした。
家が売れた場合の頭金を得る権利の主張で、認識の食い違いが発生し
民間の弁護士さんを雇うほどのお金もなく
思いついたのが無料相談でした。
正直30分という短い時間で聞きたいことがすべて聞けたわけでもなく
結論、意外にも「お子さんの為にもスムーズに離婚をすることも大切だと思うので、あまり権利を主張しすぎずお互いが譲歩して納得できる部分を見つけることが大事ですよ」と言われ
それもそうだな、と納得しました。
弁護士でなくてももらえそうなアドバイスではありますが、色々な人の意見が聞ける場の一つとして
行ってみて良かったと思います。
相手に離婚の意思を伝える
私にとって勇気が一番いるのがこの瞬間でした。
どんな顔をするんだろう。
想像しただけで怖かったです。
うまく伝える勇気がなかったので、私は事前に手紙を書きました。
結局読むことはありませんでしたが・・
「離婚したい」
第一声伝えた瞬間から質問が止まらずまとめておいた手紙を思い出し
答えていく形で伝えました。
本当にいつ思い返しても嫌な瞬間ですね。
2年が経ち冷静に思い返せるようになった今、突然離婚を言い渡された相手の気持ちを考えても心が苦しくなりますが
離婚とはそういうことなんですよね。
離婚を突き付けた方も突き付けられた方も傷つきます。
でも離婚しか道がなく、決意したのなら
勇気を持って突き進みましょう。
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